朧の森 

ある日届いた見に覚えのない招待状。導かれた先は、やはり全く記憶にない旧家。
しかしそこで私は、『私が描かれた』肖像画を発見する。その名も姿も紛れもなく自分。
私の住所も名前も、肖像画の裏に書かれた、作成当時のもの。
――だが、描いた画家は100年以上前に没しているのだ。

何故、私の住まいを知っていた? 何故私の名を知っていた?
何より――何故、当時の者が知る由のない、現代の住所を知っていたのか?



+ 壱: 過去からの招待状
+ 弐: 幻影と現実と遺書  


Web拍手web拍手を送る

Wandering Network(小説検索所)に投票