■マロウド■


???「押し付けられた使命は重過ぎるとも、
どう動くかがお前の、そして国の者の運命を分かつ」


 ストーリー
ある雨の日に、足を踏み入れた水溜りには底がなかった。
どうにか地に辿り着いたあなたの前には、一人の少年が立っていた。

「ようこそいらした、異界よりのマロウドよ」

そこは昔の日本に似て非なる場所。紅灯の界。
この国を救ってほしい、そう頼んだ少年だったが、
待遇は扱いの良い軟禁。
一体これからどうなるのだろうか。

 登場人物
*リュウガの国*

紅灯の界の一国。ヤトという不思議な力を持つ一族が支配する国。
その力を恐れた隣の国に、何度も侵略されている。

*ヤトの一族*

リュウガの国を支配し、各々が一般にはない不思議な力を持つ一族。
その体制は古めかしく強固で、血筋は何よりも重視される。


【主人公】

土砂降りの日に傘を忘れ、帰る道のりに店はなく。
びしょ濡れになりながら、やけで足を突っ込んだ水溜りには
よりによって底がなかった。
落ちた先は異世界、と夢見る年頃を過ぎた身には
キツイ展開に巻き込まれた主人公。


【カガミ】

主人公を異世界『紅灯の界』に呼び込んだ本人であり元凶。
黒い髪に紫の瞳、眼鏡らしき物をした鋭利な雰囲気の青年。
必要なことしか話さず、表情も動かない。
神官という役職に就いてはいるが、明らかに不適職。
一族内では孤立した存在で、唯一ユハだけは彼を慕っている。
今回の主人公召喚の理由は明かしていない。


【ユハ】

カガミを兄と慕うヤトの分家の少年。
性格は柔和で、主人公にも友好的。
過去にあった出来事が原因で、カガミを非常に慕っているため、
彼に仇なす存在には明確な敵意を向ける。
普段とは違い、そうなったときの彼は好戦的。


【コウヅキ】

ヤトの一族の本家筋の男性。
主人公をからかい、軽んじているように見えるが、
同時に気遣った助言をくれることも多々ある。
本家筋なせいか、その実力はヤト全体でも一、二を争うもの。
だが本人は、その生まれを嫌い、疎んじている。
5年間突如姿を消し、再び帰ってきたのはつい最近。


【クニミ】

ヤトに仕える占者。
『道』に迷った主人公を導いてくれる。
見た目は16前後の少年に見えるが、実年齢は52歳。
ただ、丁重に扱われていたためか性格は見た目通り。
国の未来を憂いつつも、お人よしであるがために、
親しい人間を全力で守ろうとする。


【ミリ】

主人公の世話係となった少女。
感情移入をしやすい性格だが、命令には背かない従順な奉公人。
彼女が主人公に味方するか否かは、大きな意味を持つだろう。
分家でもかなり遠い筋のため、本家の人間には忠実。
ヤトである以上、彼女も何らかの力を持っているはずなのだが、
その力は誰も知らない。


【未知の者】

主人公の行く先々で現れる謎の人物。
若者の男性の姿をしているが、その実態は未知。
主人公に対し、常に疑問を投げかける。
その言葉はどこまでも抽象的で、判断には苦しむ。
彼にとって意味があるのは、国なのか、人なのか。


 動作状況
CPU :  Pentium 以降
OS :  Windows 98/98SE/ME または Windows 2000/XP
VIDEO : 65536 色以上
種類 :  フリー

ただし、管理人によるテストはXPのみです。
当ソフトによる損害等の責任は負いかねます。


 システム
ED数 :   未定
所要時間: 未定
攻略対象: 未定
スチル数: 未定

 イメージ
雨の日だった。

「ようこそいらした……、異界よりのマロウドよ」

水溜りから落ちた先で目にしたのは、冷たい目をした少年。

「あなたにはこの国を救ってもらいたいのです」

押し付けられた使命。

「お嬢さんに言っておくが、カガミを信用するのはやめた方がいい。
――生きたいなら、な」


錯綜する助言。

「彼のことを、信用してあげてください」

二分する一族。

「なあ、もう少し、自分を大切にしてやれよ……」

重すぎる信頼。

「私は、あなたを信じます。あなたの想いを」

多すぎる裏切りの意図。

「お前はもう少し、この『国』を知るべきだよ。
それがお前を――いや、本当の『救い』に繋がる」


誰を信じ、誰を疑えばいい?


「死んでほしい」

「生きろ」



複雑にからまる、それぞれの気持ち。

あなたは、何を選び、何を捨て――
どんな終末を導きますか



■完成品


●体験版


●制作中

闇渡り

○構想中